読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

はい、ねてました。|映画感想ブログ

ねてたのけっこう映画みる生活

最近の記事一覧

2016年映画ベスト7(ひと言コメント付き)


ねてたです。いつものように出遅れましたが、2016年の年間ベストを書いておきたいと思いますよ。昨年は娘が生まれたりでうまく自分の時間が取れず、あまり映画を観れなかったので、10本も挙げるのはおこがましいなーということで、特に大好きなものとしてベスト7まで挙げたいと思います。おまけでワースト1もね。


7位『ゴーストバスターズ

いろいろあったリブート版ゴーストバスターズ!まずは単純にSNL組の女性コメディアンたちのアドリブ全開の熱演がいっぱい観れてうれしかった(主要キャラではないけどセシリー・ストロングも出てましたね)。中でも特にケイト・マッキノンが最初から最後まで大暴れでさいこうでしたね。そして度を越したバカをノリノリで演じるクリス・ヘムズワースにも爆笑。雑なとこも目立つけれど、大好きな作品でした。


6位『シング・ストリート 未来へのうた』


ジョン・カーニー監督最新作。童貞のコナー君が綺麗なお姉さんを口説こうとしてバンドを始めます。コナー君が好きな女性の前で無理して大人ぶっちゃうとことか、お兄ちゃんにレコード借りたらすぐ影響されてかぶれちゃうとことか、ほんとかわいくて終始ニヤニヤして観てました。お兄ちゃん役のジャック・レイナー(最初セス・ローゲンだと思ってたけどさすがに歳が違いましたね…)の佇まいもよかったですね。


5位『シビル・ウォー /キャプテン・アメリカ


ヒーローたちが割とガチで喧嘩します。トニー・スタークの気持ちも理解できるし、キャップのバッキーへの想いもやはり理解できてしまうので、「二人とももうやめて…(ノω;`)」と祈りながら観てしまいましたよ。2作目でも抜群だった格闘アクションは健在で、その上、ヒーローそれぞれの持ち味を生かした多人数チームバトルまであるもんだから、アクション的にもお腹いっぱいです。


4位『ちはやふる 上の句・下の句』

ちはやふるの映画化!広瀬すずをはじめ役者さん達の作り出す空気感がほんといい。ちゃんとキャラクターが生きてる感じがするよね。日本映画に特有のダメなとこも目立つんだけど、それを補って余りある魅力のある作品だと思います。上の句のほうがアガるしおもしろいけど、下の句は松岡茉優が圧倒的だしどっちも捨てがたいです。Perfumeの主題歌もいい。


3位『この世界の片隅に


第二次大戦中の呉で、すずさんが明るく懸命に生きます。食べることもままならず、理不尽なことだっていっぱいあるのに、すずさんが「ありゃ〜」って言ってるとなんだかほんわかしてしまうという、戦争映画として新鮮な感覚の作品でした。日常描写の積み重ねの中、さらっと表示される何年何月のテロップがその先の悲劇を予告していてつらかったです。

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)

この世界の片隅に 上 (アクションコミックス)


2位『アイアムアヒーロー


まさか日本からゾンビ映画の傑作が出てくるなんて!原作漫画は大好きなんですけど、実写でよくぞここまで作り込んでくれたなーという印象。なによりZQNの造形がちゃんと怖いし、物量的にも見せ方的にも大満足でしたよ。あと、大泉洋は役者としてほんといいですよね。ちゃんと鈴木英雄に見えるし。続編熱望してます。はーい。


1位『イット・フォローズ』


「それ」がどこまでも追いかけてくる、徒歩で。人の形をしたものがゆっくりと画面のこちら側に近づいてくるだけなのに、なんでこんなに怖いのか。そして怖いだけじゃなく、甘酸っぱい童貞青春映画としても絶品でした。「ホラー×童貞=1位」という事で、1位です。

↓観賞時の感想はこちら
ホラー映画の新たな傑作!『イット・フォローズ』感想 - はい、ねてました。|映画感想ブログ



まあほんとうの事を言うと、1位から3位はどれが1位でもいいですね。同じくらい好きです。



2016年はすでにいろんな人が言ってますが、日本映画がとにかく元気な年でしたね。次点として、『シン・ゴジラ』や『君の名は』は周囲の盛り上がりも含めて楽しめましたし、『ヒメアノ〜ル』や『葛城事件』など、厭〜な感じの作品もよかったです。洋画では『デッドプール』や『ズートピア』『エージェント・ウルトラ』『SPY/スパイ』『スポットライト 世紀のスクープ』あたりがさいこうでしたよ。



ちなみに昨年は観る作品を厳選したせいか、まごう事なき駄作と言えるようなものには当たりませんでしたが、強いてワースト1を挙げるとすれば『アーロと少年』ですかね。おもしろくもないけど、怒りが湧いてくるほどのものでもない、どうでもいい枠というか…。キャラクターにも魅力を感じないし、ただ「ピクサーどうしたの?」って感じ。唐突に挟まれるドラッグ描写だけはおもしろかったです。

↓不必要だけど突出したドラッグ描写

ホラー映画の新たな傑作!『イット・フォローズ』感想

作品紹介(映画.comより) 捕まった者に死が訪れる謎の存在=「それ」に付け狙われた女性の恐怖を描いたホラー。低予算ながら斬新なアイデアクエンティン・タランティーノから称賛され、全米で話題を呼んだ。ある男と一夜を共にした19歳の女子大生ジェイ。しかしその男が豹変し、ジェイは椅子に縛り付けられてしまう。男はジェイに「それ」をうつしたこと、そして「それ」に捕まったら必ず死ぬことを彼女に告げる。「それ」は人にうつすことができるが、うつした相手が死んだら自分に戻ってくるという。ジェイは刻一刻と迫ってくる「それ」から逃げ延びようとするが……。本作が長編2作目となる新鋭デビッド・ロバート・ミッチェルが監督・脚本を手がけ、「ザ・ゲスト」のマイカ・モンローが主演を務めた。

観たのはだいぶ前なんですが、今年のベスト候補として、書いておこうかと。結論から言っちゃうと、ホラー映画の新たな傑作だと思います。



f:id:netetaa:20161007203714g:plain:w500
最初の犠牲者。この後たいへんかわいそうなことになります・゚・(ノД`)・゚・



この映画のいいなぁと思うところは、呪い的なものから逃れるために他の人に感染させるという設定がかなり『リング』っぽいというのもありますが、Jホラーに近い怖さがあるところです。Jホラーに特徴的な怖さって何かというと、モンスターや殺人鬼が出てきてバァーン!っていうのじゃなくて、まだ見た目には何も起こってないけども、もうすぐ何か起きるんじゃないか?もしくは、すでに何かが起こってしまったんじゃないか?っていう予感の怖さですよね。




知らぬ間に「それ」に取り憑かれてしまったジェイ。



今作の「それ」はものすごくゆっくりゆっくり歩いて近づいて来るんで、急にバーン!と出てくることはないけれども、画面の奥の方から真っ直ぐこちらに歩いてくる人影が「それ」じゃないのか?閉じたドアの向こうにいるのは友達じゃなくて「それ」じゃないのか?もし眠ってしまって、次に目を開けたら目の前に「それ」がいるんじゃないか?という予感で、観てるとどんどん不安になってくるような怖さなんですね。




まっすぐこちらに向かってきている…?!



常にゆっくり近づいてきて、いつ追いつかれるかわからないっていう設定のおかげで、観ている間はずっと予感の怖さが持続するようになっていますし、「それ」自体は人の姿をしていて見た目は怖くないのに、得体が知れなくてめちゃくちゃ怖いというのも、すごくナイスなアイデアだよなぁと思います。



f:id:netetaa:20161007204311j:plain:w500
画面上は何も起こっていませんが、映画は何か不穏な空気に支配されています。



あとは童貞青春映画としても超いいですよね。「それ」がセックスで感染すると知ってからの童貞ポールの心の動きを想像すると泣ける…(ノω;`)




小さい頃から仲良しの幼なじみたち。ポールはずっとジェイのことを想い、童貞をつらぬいている…



とまあ、ほとんど絶賛に近い気持ちですし、今年のベスト候補に変わりはないですが、ひとつだけ好きじゃない部分について言わせてもらうと、中盤「それ」が穴から急に出てきてシャー!みたいなシーンがあるんですが、その勢いがそれまでの抑制の効いた演出とはかけ離れていて、正直笑っちゃったんですよね。あそこだけはほんと無いほうがいいと思うな。なんか一気にギャグっぽくなっちゃうというか。自分は『女優霊』とか『パラノーマル・アクティビティ』(一応ネタバレ反転)でも同じようなとこで笑っちゃうんですよね。うーん。



今作のブルーレイ。即買い余裕でした。



It Follows

It Follows

サントラ。音楽がさいこうによかったので買おうか悩み中。



ザ・ゲスト スペシャル・プライス [Blu-ray]

ザ・ゲスト スペシャル・プライス [Blu-ray]

マイカ・モンロー出演作。得体の知れないイケメンのダン・スティーヴンスに付きまとわれます。

映画好きが選ぶ『劇場版名探偵コナン』おすすめ度ランキング&感想


ねてたです。映画ファンからは無視され続けている劇場版名探偵コナンですが、「そんなに悪くないよ(良くもないけど)!」という気持ちがありますので書いてみた記事です。20作目の最新作『純黒の悪夢(ナイトメア)』をやっと観れたので更新しました。劇場版名探偵コナン全20作品の個人的おすすめ度ランキングと感想です。それではいきなりランキングから!



『劇場版名探偵コナン』おすすめ度ランキング


第1位 『名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』(4作目/こだま/古内)



第2位 『名探偵コナン 天国へのカウントダウン(5作目/こだま/古内)



第3位 『名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』(6作目/こだま/野沢)



第4位 『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』(1作目/こだま/古内)


第5位 『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』(7作目/こだま/古内)


第6位 『名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)』(12作目/山本/古内)


第7位 『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』(20作目/静野/櫻井)


第8位 『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』(18作目/静野/古内)


第9位 『名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)』(2作目/こだま/古内)


第10位 『名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』(13作目/山本/古内)


第11位 『名探偵コナン 世紀末の魔術師』(3作目/こだま/古内)


第12位 『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』(17作目/静野/櫻井)


第13位 『名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)』(11作目/山本/柏原)


第14位 『名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』(15作目/静野/古内)


第15位 『名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)』(9作目/山本/古内)


第16位 『名探偵コナン 11人目のストライカー』(16作目/静野/古内)


第17位 『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)』(10作目/山本/柏原)


第18位 『名探偵コナン 業火の向日葵』(19作目/静野/櫻井)


第19位『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』(14作目/山本/古内)


第20位 『名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)』(8作目/山本/古内)


※括弧内は(ナンバリング/監督/脚本)
※監督 こだま=こだま兼嗣、山本=山本泰一郎、静野=静野孔文
※脚本 古内=古内一成、野沢=野沢尚、柏原=柏原寛司、櫻井=櫻井武晴



どうでしょうか。やはりと言うかなんと言うか初期の方の作品が比較的上位にきましたね。個人的には、荒唐無稽な話にしても初期はまだ展開に説得力があったし、キャラクター同士の掛け合いも最近の作品より魅力的だったように思います。
監督ごとに見てみると、こだま兼嗣監督作(1〜7作目)は演出がしっかりしていて、キャラクターの言動にも違和感が少ないので安心して観れます。山本泰一郎監督作(8〜14作目)は間のとり方とか音楽の使い方、カメラアングルとか演出面であまりうまくない部分がありますが、作を重ねるごとに良くなっていく印象です。静野孔文監督作(15作目〜)はそつなく作られている感じですが、ちょっと事務的な印象を受けます。
ちなみに怪盗キッド登場作の位置が低めなのは個人的にコナン世界にキッドが絡むこと自体、あまり好きじゃないからでしょう。


全作品感想

ここから先は作品ごとの感想です。長いので興味のある方だけご覧ください。公開順になっています。


名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』(1997)

あらすじ

コナンが爆弾魔と対決します。

お気に入り度

70点

よかったところ
  • 蘭が時限爆弾の切る線の色を選んだ理由が小っ恥ずかしくていい
  • 犯人の動機が狂っている
よくなかったところ
  • 犯人探しの楽しみがない
ひと言感想

劇場版第1作だけあって、気合いが入っているのがわかる作り。犯人の名前の由来からも気合いの入れようがわかります。アクションスリラーとしてなかなかよくできていると思いますが、自分は何と言っても最後の蘭のセリフがバカップルしてて好きです。


↑こうやって扉越しに会話するのもいいよね




名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)』(1998)

あらすじ

小五郎の知り合いが順番に狙われます。

お気に入り度

55点

よかったところ
  • 犯人の演技がいい
  • Aの予感(´∀`*)
よくなかったところ
  • クライマックスで判明する“小五郎が過去にしたひどいこと”の真実が予想どおり過ぎる
  • そのわりに誰もそのことに言及しない
  • 蘭はさあ、実の父親なんだからちょっとぐらい信じてやれよ…
  • というか小五郎をフィーチャーしてるわりに、おいしいところは全部コナンに取られててかわいそう
ひと言感想

前半は次々と知り合いが狙われますし、後半はけっこうド派手な展開になるのでダレないのがいいですね。犯人の動機もなかなかイケてますし、なにより演技が最高です。しかし、父親を信じずにウジウジする蘭に劇中ずっとイライラしてしまったのでこれぐらいの点数です。


↑さすがに恥ずかしすぎる伏線




名探偵コナン 世紀末の魔術師』(1999)

あらすじ

怪盗キッドからロマノフ王朝の遺産を狙う予告状が届くが…

お気に入り度

45点

よかったところ
  • 蝶ネクタイ型変声機を使って犯人をおちょくるコナン
よくなかったところ
  • なぜ遺産を狙っている得体の知れない奴らとずっと一緒に行動しているの?
  • 結局、言わんこっちゃないことになるし…
  • キッドがいくらなんでも先読みし過ぎでついていけない
ひと言感想

ほんと怪しい人がいっぱい出てきて、なんでそいつらと一緒に行動してるのかわからないので、後半たいへんな事態になっても、「ほれみたことか」としか思えないですね。調子こいたキッドが撃ち落とされるとこはよかったです。


↑どう見ても悪人顏


名探偵コナン 瞳の中の暗殺者』(2000)

お気に入り度

80点

よかったところ
  • 記憶喪失の蘭を気づかう、小五郎や妃英理、コナン、園子たちの描写
  • 遊園地での攻防のたのしさ
  • 無力化されていた蘭が復活する場面の盛り上がり
  • コナン=新一の愛の告白が恥ずかしすぎる
よくなかったところ
  • 少年探偵団がそろって探偵バッジを落とす不自然さ
  • 蘭の護衛が誰もいなくなっちゃうのはさすがに無理矢理じゃない?
ひと言感想

全体的にシリアスな雰囲気なんだけど、ちゃんとコナンらしい展開もあって、よくできています。蘭が記憶喪失になっちゃうんだけど、それを気遣うみんなの蘭に対する愛情が溢れていて、ちょっと泣きそうになりましたよ。また、記憶喪失によって封印されていた蘭の力が、記憶が戻ると同時に解放される場面はすごく好きなシーンです。


↑顔から火が出る級のセリフを素で吐くコナン


名探偵コナン 天国へのカウントダウン』(2001)

あらすじ

殺人が起きたと思ったら黒づくめの男達もちゃっかりやって来ます。

お気に入り度

75点

よかったところ
  • 動機!
  • 少年探偵団の活躍
よくなかったところ
  • 黒づくめの男を絡ませたことで脚本がゴタついた印象
ひと言感想

これはなんといっても犯人の動機が最高ですね。動機を白状するときのパフォーマンスもいいし、コナンの犯人はみんなこれを手本にしてほしい。黒づくめの絡め方が無理矢理、というか偶然が多すぎるのはご愛嬌です。クライマックスにちゃんと少年探偵団全員の見せ場が用意されてるのも丁寧で好きです。


名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』(2002)

あらすじ

ゲームの中でホームズとかに会います

お気に入り度

75点

よかったところ
  • 設定
  • 少年探偵団の「後は頼んだぜ!」的な展開がアツかった
よくなかったところ
  • ゲームオーバー=死(ちょっと違うけど)なんだから、もっと生にしがみつく子がいてもよかった
  • 金持ちの子供たち、性格最悪だったのに急にいい奴になってないか…
ひと言感想

ゲーム内の世界を舞台にすることで、普段のコナンではありえない作劇が可能になっています。たとえば19世紀末のロンドンを舞台にしているのもそうですし、仲間の“死”を描くことも、いつものコナンならありえない。そういう意味で画期的な作品だと思いますし、他の作品とは違ったおもしろさがあります。


名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』(2003)

あらすじ

仏像の盗難と連続殺人事件、なんか関係ありそうやけど、京都におるはずの初恋の人が気になるんでんがな!

お気に入り度

60点

よかったところ
  • 平次の出番やがな!
  • 暗号か!おもろいやんけ!
  • シマリス、かわいおまんなー!
よくなかったところ
  • どいつもこいつも、なんで大事なこと警察に言わんのや…
  • クライマックスがぐだくだやがな…
ひと言感想

西の名探偵、服部平次が大活躍。和葉とのイチャコラも絶好調です。ごちそうさまでした。


名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)』(2004)

あらすじ

怪盗キッドからまた予告状が届いた。キッドを警戒してたらなんと飛行機の機内で殺人が…と思ってたら未曾有の大惨事に!

お気に入り度

10点

よかったところ
  • なし
よくなかったところ
  • 犯人が判明してからの展開が無理やりすぎる
  • ていうか死人出てるよねコレ
  • なんで蘭にあんな離れ業できるの?
  • 演出が全体的に下手
ひと言感想

犯人がわかってからの展開がマジ急展開すぎてついていけないんですけど…。この辺りの作品からルックを派手にするためだけの展開が目立ってくるように思います。


名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)』(2005)

あらすじ

豪華客船で殺人が起きます。ついでに爆弾が爆発して蘭が危なくなります。

お気に入り度

35点

よかったところ
  • 珍しく小五郎が目立つ
よくなかったところ
  • 犯行計画に無理がある
  • 突然の小五郎のおっちゃん名推理
    • と謎の格闘シーン
  • 演出が全体的に下手
ひと言感想

小五郎が(起きてる状態で)推理してる時にコナンが変声機で訂正入れてたけど、さすがにおっちゃんでもおかしいと気づくでしょ。


名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)』(2006)

あらすじ

依頼された謎を解かなければ、リストバンドが爆発して蘭たちが死ぬと脅されます。蘭たちが遊園地を出ても死ぬらしいです。

お気に入り度

20点

よかったところ
  • 犯人がクズ
  • キッドがあまりでしゃばらない
よくなかったところ
  • 灰原の行動が謎すぎる
  • コナン組(コナン・平次・小五郎)と蘭組(蘭・和葉・園子・少年探偵団)の絡みがほとんどない
  • 最後のパスワード、合ってたからいいけど推理の根拠弱くないか…
ひと言感想

遊園地から出たらリストバンドが爆発することを蘭や少年探偵団にはなぜか頑なに隠したまま、みんなが外に出ないように仕向けるも、思うようにならずヒヤヒヤする灰原にイライラ。
100歩ゆずってみんなが気にせず楽しめるように黙ってるんだとしても、アトラクションの列の後ろにまわって並ぶ時間を増やしたり(結局乗らない)、具合悪いフリしてみんなを救護室に足止めして遊ばせないって本末転倒じゃないの?


名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)』(2007)

あらすじ

島に旅行に行ったら、トレジャーハンターたちが海賊の宝を狙ってました。

お気に入り度

40点

よかったところ
  • 蘭と園子が背中合わせになるシーン
よくなかったところ
  • 犯人の存在感なさすぎ
  • 意外性もない
  • 全体的に地味
ひと言感想

テレビシリーズで3週かけてやってる話みたいな、地味なやつです。クライマックスまで動きが少ないので退屈とも言えますが、逆に主要登場人物の会話が多いので、比較的丁寧な印象もあります。犯人の動機がほんと面白くないし、犯人を追い詰めるシーンもサラッとし過ぎてるのが難です。


名探偵コナン 戦慄の楽譜(フルスコア)』(2008)

あらすじ

音楽学校の関係者が次々と狙われます。コナンはツンデレのソプラノ歌手と一緒に事件の謎を追います。

お気に入り度

60点

よかったところ
  • 映画オリジナルの秋庭怜子がなかなかいいキャラ
  • 犯人の動機が身勝手
よくなかったところ
  • いつものメンバーは出番が少なめ
  • クライマックス、防音がすごすぎて危機感が伝わらない
ひと言感想

オリジナルキャラとバディを組むのは賛否両論あると思いますが、ツンデレの秋庭怜子とコナンの掛け合いは、なかなかよかったと思います。


名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)』(2009)

あらすじ

黒の組織「コナン=新一…?」

お気に入り度

50点

よかったところ
  • シリアスな雰囲気
  • 少年探偵団の活躍
よくなかったところ
  • さすがに警察がよわすぎ
  • DAIGO…
ひと言感想

黒の組織のメンバーや各地の警察官が勢ぞろいしていて、豪華な作品。なのに終わってみるとDAIGOのことしか憶えてないという…


名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』(2010)

あらすじ

飛行船でキッドを待ってたらバイオテロにあいます。

お気に入り度

20点

よかったところ
  • 何かあったかな…
よくなかったところ
  • だらだらしている
  • 新一とキッドは声も顔もなぜかそっくりという設定の不自然さが際立っている
  • コナンが銃で撃たれてふっ飛んでたけどさすがに死ぬと思う
  • 大橋のぞみちゃんの役がいらない
  • メインテーマのアレンジがダサい
ひと言感想

飛行船のイメージのせいもあると思うし、コメディタッチのシーンが多いせいもあるだろうけど、全体的に緊張感がなく弛緩してる印象です。大橋のぞみちゃん演じる聡くんと平次たちのやり取りも面白くないし、いらないですね。


名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)』(2011)

あらすじ

地下鉄のトンネルが爆破されたりダムが決壊したりします。

お気に入り度

30点

よかったところ
  • クライマックスの無茶苦茶さ
よくないところ
  • 話の推進力がない
    • 中盤だらだらしている
  • 犯人の行動が理解不能
    • ていうか大それたことしすぎでしょ…
  • さすがにコナン死んでるでしょあれは
ひと言感想

アクションシーンの力の入れように比べて、お話がとっ散らかっている印象です。特に、犯人がここまでの事をやらかす理由に納得し辛いのが難ですね。


名探偵コナン 11人目のストライカー』(2012)

あらすじ

小五郎に犯人から爆破予告がきます。

お気に入り度

25点

よいところ
  • Jリーガーが本人役で出てる
  • 謎解きがコナンっぽい
よくないところ
  • Jリーガーの演技がとにかく下手
  • しかも割と大事な場面に出てくる
  • 犯人どんだけ爆薬用意したの…
    • そしてどうやって爆弾仕掛けたの…
  • 危機一髪!みたいなシーン、確実に死人が出てるように見えるんですけど…
ひと言感想

アニメの芸能人吹き替えにはもともと否定的ですが、これはひどいです。各選手のファンなら楽しめるのかも知れません。


名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』(2013)

あらすじ

イージス艦に乗ってみたらスパイも乗っていました。

お気に入り度

40点

よかったところ
  • コナンが絶望するところ
よくなかったところ
  • ユウキくんさぁ…蘭のこと早く誰かに言えよ…
  • 園子と少年探偵団が泣きわめいてうざい
ひと言感想

蘭の絶体絶命の危機に、コナンが「助けられないのか…?」って絶望するとこが好きです。その後のファンタジーな展開はあんまり好きじゃないです。


名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』(2014)

あらすじ

ベルツリータワーにいたら狙撃事件に遭遇します。

お気に入り度

55点

よかったところ
  • クライマックスのスナイプシーン
よくなかったところ
  • 蘭が無茶し過ぎ
  • 映画だけでは意味のわからないシーンがある
ひと言感想

蘭が銃を乱射する犯人に向かっていくところは、ピンチに陥るためのシーンにしか見えなくてなんだかなーと思いました。クライマックスのコナンと沖矢昴のスナイプシーンはリアリティは全くないけど、ケレン味に溢れていてけっこう好きですね。


名探偵コナン 業火の向日葵』(2015)

あらすじ

ゴッホのひまわりが狙われます。

お気に入り度

20点

よかったところ
  • ゴッホの『ひまわり』の勉強になる
よくなかったところ
  • 犯人すぐ論破されすぎ
    • 演技も下手すぎ
  • 灰原との伏線を張っておきながら雑な回収
  • キッドがでしゃばり過ぎ
ひと言感想

犯人の動機のしょうもなさはいいけど、コナンに反論されて一瞬で言い負かされるのはどうなの。
話とは関係ないけど、向かってくる飛行機の前までわざわざ走って行って「うわー!ぶつかる!」とか言ってるコナンには笑いました。


名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』(2016)

あらすじ

記憶喪失になった黒の組織のお姉さん(キュラソー)と偶然出会ったので、水族館で一緒に遊びます。

お気に入り度

55点

よかったところ
  • 黒の組織メンバー勢揃い
    • ラムも出るよ!
  • FBIやCIAなど重要キャラもたくさん出るよ
  • アムロvsシャア(戦う必然性はない)
  • 終盤のキュラソーの行動には正直ぐっときた
よくなかったところ
  • 話の展開が無理矢理すぎる
  • カーチェイスに巻き込まれ大破した車から普通に出てくる一般人
    • どこまでも関係者以外には死人が出てないことにしたいのかな…
  • クライマックス後のコナンのかっこつけ台詞(二段構え)
ひと言感想

あまりにも「クライマックスに向かうためだけに作られた脚本」といった感じで、ほんとひどいんだけど、キャラの強い人達が入れ替わり立ち替わり出てくるので意外と気になりません。今回は蘭の出番がほとんどなくて終始空気なのに、クライマックスにはなぜか1番危ない場所にいるのは笑いどころですね。

2015年映画ベスト10(ひと言コメント付き)


ねてたです。大きく出遅れましたが、2015年の年間ベスト10(とワースト1)を書いておきたいと思いますよ。


10位『ジュラシック・ワールド


ジュラシックパークついに開園す!あの詰めの甘いパークが開園なんてしたら、そりゃあたいへんなことになるって!(嬉)ゴア描写は抑えめながらきっちりと阿鼻叫喚の地獄絵図を描ききっていてエライ。ラプトルがかわいい。


9位『アントマン


ポール・ラッドがマーベルヒーローに!MCUの中でもコメディ寄りで、自分的にはかなーり好み。ちっちゃくなったりおっきくなったりしながらの戦いも変則的でたのしいです。

↓鑑賞時の感想はこちら
娘にとってのヒーローになりたい!『アントマン』感想 - はい、ねてました。|映画感想ブログ


8位『ジョン・ウィック


キアヌ復活!黒づくめのスーツの殺し屋とか恥ずかしいけどちょうかっこいいよね!裏社会描写(殺し屋御用達のホテルとか裏社会で流通してる通貨とか)がいちいちアホみたいで、しかし、むちゃくちゃ魅力的でしたね。


7位『ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』


ひつじのショーン」の映画化。セリフがひとつもないのにちゃんと笑わせてくれるし、さいごは少し泣いてしまいました。続編の公開も決定しているそうで、ストップモーションアニメ好きとしてはうれしいです。


6位『グリーン・インフェルノ


イーライ・ロスによる食人族映画。意識高い系の学生が、ノリでアマゾンの環境破壊を止めに行ったら、原住民に食べられるというさいこうすぎるプロット。人肉をただ食べるだけじゃなくちゃんと調理してるのが偉い。子供たちができあがりを待ってるとこもかわいくてよかったですね。


5位『海街ダイアリー』


是枝裕和監督作。四姉妹それぞれ違った輝きを見せていましたね。個人的には、いつもあっけらかんとしてそうでいて、たまに寂しそうな表情を見せる三女夏帆がツボでした。すずに想いを寄せる童貞ボーイの演技もさいこう。


4位『22ジャンプストリート』


21ジャンプストリートの続編!ジョナ・ヒルチャニング・テイタムの倦怠期カップル感がさいこう!相変わらずギャグもキレてるし言うことなしです。さいごのフェイク予告編のようにシリーズがずっと続いてくれたらいいのになあ。


3位『クリード チャンプを継ぐ男


ロッキー新章。撮影技術も進歩してるし、演出も今風なのに、「まぎれもないロッキーを観ている感」がすごかった。クリードを見るロッキーの目が優しさにあふれていて、目頭があつくなりました。今も泣きそうです。


2位『インサイド・ヘッド


ピクサー最新作。ドリカムのアレが流れ始めた時はどうなることかと思いましたが、本編はえげつないほどの傑作でしたね。頭の中ってこうなってるのかなーと思うと人生ちょっと楽しくなったりしちゃう感じだと思います。


1位『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』


マッド・マックスのひさびさの新作にして最高傑作。やっぱ2015年はこれしかないんじゃないですかね。たかだか2時間弱の映画を観ただけでこんなに興奮できるんだなあ、と思いました。これがリアルタイムに映画館で観られてほんとうによかった。





2015年はどうやら豊作だったようで、10本に絞るのはたいへんでした。スターウォーズアベンジャーズも圏外とは…。他の次点としては『ピッチ・パーフェクト』『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』『はじまりのうた』『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』『皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇』『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』あたりも好きですよ。



ちなみにワースト1はぶっちぎりで『ピクセル』です。話がつまらないのはまあいいとしても、ゲームに愛のない人がゲームをネタにした映画撮っちゃだめです。2015年に劇場で観たなかで、唯一怒りがわいた映画でした。

↓怒りを抑えながら書いた当時の感想はこちら。
おもしろそうなのに、おもしろくない!『ピクセル』感想 - はい、ねてました。|映画感想ブログ

娘にとってのヒーローになりたい!『アントマン』感想

作品紹介(映画.comより) 「アベンジャーズ」シリーズや、それに連なる「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」など数々のヒーロー映画を成功させているマーベルスタジオが送り出す、体長1.5センチのヒーロー「アントマン」の活躍を描いたアクション作品。仕事もクビになり、養育費が払えないため最愛の娘にも会えないスコット・ラング。そんな崖っぷちのスコットに、謎の男ハンク・ピムから意外な仕事のオファーが届く。それは、体長わずか1.5センチになることができる特殊スーツを着用し、「アントマン」になるというものだった。選択の余地がないスコットは渋々ながらもアントマンとなり、人生をやり直すための戦いに乗り出す。スコット・ラング役で「40歳の童貞男」「ウォールフラワー」のポール・ラッドが主演し、ハンク・ピム役で名優マイケル・ダグラスが共演。監督を「イエスマン “YES”は人生のパスワード」のペイトン・リードが務め、当初はメガホンも取る予定だった「ショーン・オブ・ザ・デッド」のエドガー・ライトが脚本を手がけた。


ポール・ラッドが主人公のおっさん役で、あのエドガー・ライトが脚本(途中降板とのことだけど)、イエスマンのペイトン・リードが監督ということで、観る前から間違いない感がビンビンだった『アントマン』ですが、やはり期待を裏切らない傑作でしたね。




まず何が面白いって、ミクロの世界を擬似体験させてくれるところですよね。主人公のスコットがはじめてアントマンスーツを着る場面、水道の蛇口から水がジャー!人ごみ!ネズミ!とか、もし体が小さくなったら日常にあるこういうのが怖いよねっていうのを畳み掛けてきて、一気にテンションが上がりました。虫が出てくるのもあって子どもの頃に観たミクロキッズを思い出したりもしましたね。



戦闘シーンも小さくなったり元の大きさに戻ったりを繰り返すトリッキーな戦い方がすごく新鮮で楽しかったですし、たまにカメラを引いてスケールの小ささをギャグとして使ってくるのも愉快でした。予告にもありましたがトーマスのところは爆笑しましたね。




主人公のスコットがダメダメなおっさんなとこも好みでしたねーもちろん演じるポール・ラッドのどうにも憎めない感が効いてるんですけど。定職にも就けず娘の養育費も払えない、嫁にもそっぽを向かれ新しい男がいる、お父さんとしてはつらい状況です。アントマンになって世界を救う役目を負わされても、彼には娘にとってのヒーローになることが至上命題なんですよね。すごくパーソナルな目的なんですけど、それだけに身近に感じられますし、アントマンという小さなヒーローの話としてはとてもしっくりくるところでした。




他にもよかったところはいっぱいあって、「マイケル・ペーニャまわりのギャグがエドガー・ライトっぽい!」とか「アリさんがかわいい(アントニー(´;ω;`))」とか「ファルコンが珍しく目立ってた」とか、「特訓シーンが愉快」とか、「キャップもちょっと出てくる!」とか「細かい伏線をちゃんと張ってて感心した!(娘のカワイイの基準とかマイケル・ペーニャが実は強いとか)」とかとか。




基本的には絶賛テンションなんですけど、納得いかないところも実はあります。ひとつは映画の最後におまけ的に、ハンク・ピム博士が娘のホープにワスプ(アントマンの蜂版)のスーツを託すようなシーンが付いてるんですが…いやいやいや!そもそも博士が赤の他人であるスコットにアントマンスーツを託したのは、娘を危険な目に遭わせたくないからじゃなかった?結局スーツ着せるんかい!というね…




もうひとつは作品とは関係ないんですが、近くの劇場では2D字幕版と3D吹き替え版しかやってなくてですね、吹き替え版はまたまた芸能人吹き替えみたいなんで仕方なく2Dで観たんですけど、ミクロの世界の被写界深度の浅い描写とか絶対に3D映えしただろうと思いますし、できたら3Dで観たかったですね…芸能人吹き替えめ(`皿´)



とまあちょっと文句も言っちゃいましたが、ほんとめちゃくちゃおもしろかったですし、マーベルシネマティックユニバースでの今後のアントマンの活躍にも期待したいと思います。2の製作も決まったみたいだし!やったね!



イエスマン “YES”は人生のパスワード [Blu-ray]

イエスマン “YES”は人生のパスワード [Blu-ray]

ペイトン・リード監督作。ズーイー・デシャネルはもちろんめっちゃかわいいですが、ジム・キャリーもかわいいんですよね。おすすめ。



マーベルシネマティックユニバースの中で現時点で一番好きなのはこれかなあ。格闘シーンが凝っているのです。

おもしろそうなのに、おもしろくない!『ピクセル』感想

作品紹介(映画.comより) 人気ゲームのキャラクターに変身して侵略してきた宇宙人に対し、地球の危機を救うためゲームオタクたちが立ち上がる姿を描いた異色のディザスターパニック映画。監督は「ハリー・ポッター」シリーズのクリス・コロンバスパックマンドンキーコングギャラガスペースインベーダーなど、日本生まれのゲームキャラクターも多数登場する。30数年前、宇宙人との交流を夢見てNASAが宇宙に向けて発信した映像の中には、当時大流行していたゲームの映像が含まれていた。ところが、その映像を受信した宇宙人が、友好のメッセージではなく挑戦状だと勘違い。地球が発信したゲームのキャラクターに扮して、現代の地球を侵略してくる。触れたものを全てピクセル化してしまう能力をもった宇宙人にアメリカ軍も歯が立たず、人類は危機に陥るが、ゲームオタクたちが宇宙人の弱点を見抜く。

近くの劇場ではそろそろ公開が終わりそうだったので、急いで観てきました。が、そんなに無理して観なくてよかったかも知れません…が、せっかく観たので感想を書いておきます。




まずはよかった点としては、宇宙から襲撃してくるピクセルたちの造形ですね。レトロゲームのドット絵をうまく3次元に変換できていると思いますし、それがニューヨークの街に大量に押し寄せる絵はなかなか愉快でしたよ。



また、ピクセルのなかでもQバートが特別扱いになっていて、言葉をしゃべったり、懐いてきたりするんですが、それがなんとも愛らしくてよかったですね。



よかったところはそれくらいで、あとはあんまり褒められたものじゃないと思います。以下、この映画の問題点と思う箇所です。


少年パート短すぎ問題


この映画は主人公ブレナーの少年パートとおっさんパートで構成されているんですが、あまりにも少年時代が駆け足で終わりすぎています。そのためブレナーがどれだけゲームに情熱を燃やしていたのか、うまくなるためにどういう工夫をして、どんなに練習をして、世界大会の決勝の舞台に立つまでの腕前になったのかさっぱりわからないです。そのため何故だか最初から才能があった人にしか見えず、少年時代からゲームオタクだった自分から見ても感情移入しづらいキャラクターになっていました。また、ゲームをプレイするシーンをモンタージュ等で適当に見せているため、後半にピクセルが襲ってくるシーンの伏線としてはものすごく弱くなってしまっていて、そこも残念です。


わりとどうでもいい…問題


この映画に出てくる登場人物たちは、悩んだり挫折したり葛藤したりといったことを全くと言っていいほどしないので(一応、主人公が自分で自分のことを負け犬と呼ぶシーンがありますが、あまり切実な思いはなさそう)、ピクセルとの世界の命運をかけた戦いにもエモーションが欠けていて、わりとどうでもよくなってきます。一般市民がひどい目に遭うシーンがあまりなくて、ディザスターシーンに緊迫感がないのもそれに拍車をかけていると思いますね。


ゲーム愛が足りない問題


この映画を観ていて感じたのは、作り手たちはゲームを本当には愛してないんじゃないかということです。少年パートでゲームをプレイするシーンなど、ゲーム好きとしてはもう少し丁寧に攻略する過程を見せてほしいですし、そうすれば後半で主人公がピクセルに勝てる理由に説得力ができます。また、ピクセルとの勝負時に流れるBGMは毎回ゲームと無関係のつまらない選曲がされていますが、そこはそのゲームの音を聴かせるとこじゃないの?と思ってしまいますし、ドンキーコングの倒し方にしてもゲーム内のルールから外れていて、わざわざそうした意味がわからないです。これは、作り手側がレトロゲームに思い入れがなく、その見せ方について真剣に考えていないからではないかと思います。


↓その他引っかかったところ

・架空のゲームキャラクター、レディ・リサという女戦士をブレナーの友達ワドローはずっと愛し続けていて、それがピクセルとして具現化されるんですが、なぜかドット絵風じゃなくただの女性として出てきます。そしてワドローの愛は成就するわけですが、そこは他のピクセル同様ドット絵風のまま出てきて、そのままのリサをワドローは愛する、でよかったのでは。3次元の女性じゃないと恋愛対象にするのはおかしいでしょって言われてるみたいで不快でした。

・現実世界でチートコードってどうやって入れるの?

・ゲームオタクが新しいテクノロジー作れそうってどんなイメージ?



感想としてはこんな感じですね。題材からは大好きな作品になりそうな気がしたんですがほんとうに残念です。おすすめはしません。



↑ゲームを題材にした映画としてはこっちの方が100万倍いいです。当時の感想はこちら

これが戦争のある世界『アメリカン・スナイパー』

f:id:netetaa:20150318180650j:plain:w400

作品紹介(映画.comより) 「ミリオンダラー・ベイビー」「許されざる者」の名匠クリント・イーストウッドが、米軍史上最強とうたわれた狙撃手クリス・カイルのベストセラー自伝を映画化。米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの隊員クリス・カイルは、イラク戦争の際、その狙撃の腕前で多くの仲間を救い、「レジェンド」の異名をとる。しかし、同時にその存在は敵にも広く知られることとなり、クリスの首には懸賞金がかけられ、命を狙われる。数多くの敵兵の命を奪いながらも、遠く離れたアメリカにいる妻子に対して、良き夫であり良き父でありたいと願うクリスは、そのジレンマに苦しみながら、2003年から09年の間に4度にわたるイラク遠征を経験。過酷な戦場を生き延び妻子のもとへ帰還した後も、ぬぐえない心の傷に苦しむことになる。イーストウッド監督とは初タッグのブラッドリー・クーパーが、主演兼プロデューサーを務めた。

イーストウッド監督最新作ということで、観てきました。どうもアメリカでは記録破りの大ヒットらしいんですけど、いざ、どういう風におもしろい映画なのかを説明しようとするとすごく難しいなーと思っていて。なぜかと言うと、この映画って、あんまりおもしろがれない作りになってるから。イラク遠征の場面では敵も味方もただ死んでいくだけで、敵を倒すことの爽快感みたいなものはほとんどゼロですし、帰国後のPTSDについても本人がわかりやすく悩んだり葛藤したり、そしてそれを克服していく場面もなくて、安易にカタルシスを得たり、感動したりできない作りになってるんですね。要は「おもしろかったね」とか「あそこ感動したよね」とかの、一言で消費できないようになってる。



f:id:netetaa:20150320065022j:plain:w400
でも、それこそがこの映画のいいところというか。全体をフラットに描いているからこそ戦争のある世界という事実をそのままに感じることができますし、観る人によって、戦争について、クリス・カイルという人物について、そして終盤のある展開について、いろんな考えが噴出してきて 、そしてそれを人と議論したくなるところがおもしろいところなのかな、と。



f:id:netetaa:20150319194739j:plain:w400
とはいえ、イーストウッドが言いたいことはクリス・カイルの奥さんタヤの「戦争と無関係でいられる人なんていない。いつか心を蝕まれる。」(うろ覚え)というセリフに表れてるのでしょうし、主題がわかりにくい映画ではないと思います。



f:id:netetaa:20150319195328j:plain:w400
そうそう、実はブラッドリー・クーパーの演技ってこれまであんまり好きじゃなかったんですけど、今回の伝説野郎は大幅に増量した役作りもあって、すごくよかったです。自分でプロデュースもしてるし気合が違ったのかもしれませんね。がんばった!



↑この映画のブルーレイ。


↑さいきん観たイーストウッド監督作。めちゃくちゃおもしろいのでオススメ。