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ちゃんと最後までハングオーバーしてほしかった…『ハングオーバー!!! 最後の反省会』感想

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作品紹介(映画.comより) 世界的な大ヒットを記録した人気コメディ「ハングオーバー!」シリーズ完結編で、アランとミスター・チャウの因縁をめぐり、バンコクとラスベガスを股にかけた大騒動が描かれる。インターポールに捕らえられたアジア系ギャングのボス、ミスター・チャウは、収監されていたタイ・バンコクの刑務所から脱獄。一方その頃、アランの父親が、息子のあまりの極道ぶりにショックを受けて他界。フィル、ステュ、ダグもさすがにかばいきれず、アランを施設に入れようとするが、その道中でギャングに襲われ、ダグが拉致されてしまう。犯人は、アランとチャウがメル友であることから、自分たちから金を盗んだチャウを探すよう要求する。

一作目の『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』を初めて観たときはこんな面白い映画があるなんてΣ('∀`)と驚き、二作目の『ハングオーバー‼ 史上最悪の二日酔い、国境を越える』では一作目の型を完全に踏襲しつつ、やり過ぎ感を増した正しい続編の作り方に感心し、今度の完結編はどんなハングオーバーを観せてくれるのかと、かなーり楽しみにしつつさっそく行ってきました。



感想としては、うんまあ面白かったし、終わり方としてはいいんだけど、コレジャナイというか…




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見た目は完全にコレなんだけど…





今回の三作目は二作目と違ってハングオーバーの型を踏襲してないんですよね。過去二作には「泥酔(薬含む)→意識が戻ったら想像を絶する大変な状況になってた!→三人で右往左往する」という強固な型があって、この意識が戻ったら大変な状況に!というところと、右往左往の中で記憶にない出来事が徐々に明らかになるところが面白さの核だったはずです。それを今回はどちらも捨ててしまっていて、劇中では誰も泥酔しないんですよね…




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ハングオーバーの面白さってこういう訳のわからなさじゃないですか。




その型の代わりにどうやって物語を転がしているかというと、過去二作にも出てきたワルで頭のおかしいチャウ(ケン・チョン)とマーシャル(ジョン・グッドマン)というギャングのボスの揉め事に主人公たちが巻き込まれるというやり方。これでもキャラクターが立ってるのでそれなりには面白くなってるんですけど、前作までにあった「なんでこんなことに?!」っていう面白さはどこかに消えてしまっています




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この後ギャングに脅されて大変な目に!ってそれだけならハングオーバーでやらなくても…




どうしてあんなに面白かった型を捨ててしまったのかはわかりません。単にマンネリを嫌がったのか、アラン(ザック・ガリフィアナキス)の成長を描くのに邪魔だと思ったのかも知れませんが、途中メキシコでお酒を囲むシーンがあるのにハングオーバーさせなかった以上、なんにしても意図的にこのようにしているのは間違いないと思います。そしてその判断は失敗だったと言わざるをえないでしょう。




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ここから始まるハングオーバーはどこへ…




なんかがっかりしすぎて悪いところしか書いてないので、よかった点も書いておきます。今回は最終作ということであの問題児アランの成長が描かれているんですが、仲間たちを守るため、ある決断をするシーンは思わず目頭が熱くなりましたし、キャシー(メリッサ・マッカーシー)とのほほえましい(?)やり取りはずっと観ててもいいなーと思いました。




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ブライズメイズ』でも印象的だったメリッサ・マッカーシー。アランに負けない存在感でとてもよかったです。




またなんだかんだ言ってもフィル(ブラッドリー・クーパー)とステュ(エド・ヘルムズ)、アランの掛け合いにはにやにやしてしまいますし、チャウもあいかわらずイカレてて面白かったです。一作目のストリッパージェイド(ヘザー・グラハム)や赤ちゃんの再登場(黒いダグも)も嬉しいサービスでしたね。





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フィルに(施設に入れる説得のため)「愛してるから」と言われ号泣するアランには笑ったw




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ファンサービスもちゃんとあり。




というわけで、ハングオーバーシリーズとしてはまったくの期待外れだけど結構笑えるし、あいつらにまた会えるという一点においてはありがたい作品だったなーという印象です。しかしエンドロール中にご褒美(というか本来なら劇中にあったはずのもの)があってそれがまたすごく面白いので、「今までのは無かったことにしてこの先を観せてくれよ!」という気持ちになりましたよ(´・ω・`)





ハングオーバー! [Blu-ray]
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超面白すぎて衝撃を受けた一作目。
署名運動の末やっと観れたときは嬉しかった(ノω・、)



ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える [Blu-ray]
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ハングオーバーという型の面白さを再認識した二作目。なんとしても一作目よりパワーアップさせてやろうという作り手の気概が伝わってくる作品でした('∀`)